2019アクアブリーダーズフェスタに参加

5/20日、大阪国際交流センターで行われたブリーダーズフェスタに行ってきました。この前日の19日には主催者団体のグッピーの展示会が有ったりと、今回で4回目の開催と言うことでした。

今回はまず個人的に卵生メダカに対する一般の方への興味がどの程度のものであるか、また値段や種類等、相場や人気と言ったものがどのような感じなのかと言うのが参加目的です。ワイルドベタが欲しいな~と言うのも有りましたが、ただ見に行くだけではなく、実際に出品してみようと思い立ち、運営サイドのDさんと初出店するJKF会長と相談し一緒に出品する側になりました。

事前に卵生メダカはなかなか売れないと言う話、僕の持っている種類の中ではバイビ系が受けが良いのではと。勝手に増えるバイビ系なら初心者にも良さそうと出品してみました。

写真と種名とロケを入れてプリント

やはり見栄えは大事。ただのビニール袋に詰めて種名と値段を書いておくだけでも良いのですが、色が飛んでしまったり若い種類だとまだ色も出きっておらず実物を見てもただの白っぽいメダカにしか見えません。写真を撮って種名・ロケを入れてプリントしておきます。

ひな段。3ケで1000円ほど。組み立て式なので会場に持ち運ぶのが便利。

ビニル袋よりもボトルが良さそうと一個100円のプラボトルを用意しました。雄と雌で分けて2本ずつ。
それとひな壇も用意。ダンボールの組み立て式でボトルにぴったりサイズでした。

ひな段をセットする前に全部置いたところ。

いきなり現地に到着してとりあえず開場前にテーブルに並べておきます。結構な数になりました。
ひな段は組み立て中。ひな段が出来るとスペースも有効活用出来ていい感じになりました。
手前が僕の分、奥にJKF会長、Dさん、Dさんのお友達の水草屋さんとそのまたお友達と並んでの出店スペースとなりました。

難種と思われるのかプロカトと南米高温のヘルネリーが売れ残る。

開場が11時から。並んで待つ来場客がとても多いこと。開場直後は人だらけで身動きとれないほどに。しかも暑い(^-^;
お昼過ぎてしばらくする頃にはほとんど売れてしまいました。

プラカード

プラカードを用意しおきました。KCJと入れても良かったのですが(笑)

入会案内

入会案内を沢山プリントして持っていきました。メダカを買ってくれた方には袋に入れてもれなく渡す。メダカに興味をもってブースを見に来てくれた方にも無理やり渡す(笑)
何十枚か持っていきましたが帰り頃には大方なくなってました。
会のコンベやオークション以外でこう言った配布物を直接渡せる機会は少なくて貴重だと思います。KCJだけの催事ならKCJだけ記載したもので良いと思いますが、今回は二つともにしました。

他にももっと沢山のブースが有り、水草や改良めだか、ベタ、ザリガニから手作り品の販売等々、色々な生き物などのブリーダーさん達による即売会でしたので色々と楽しめました。

そんなわけで実際に売り手側に回ってみた感想として卵生メダカに関しては売るのが難しいと言う印象でした。
特に難しい種類と思われるのか、ブアラナムからディアプテロン、プロカトーパス、特に南米高温種が残っていく状況でした。

逆にバイビ系やストレイタム、シュミッタイなどと、有名で初級種と思われるものは速攻で売れていきました。
ちなみにバイビが4000円、ブアラナムも4000円。バイビのほうが人気でした。
こう言った即売会等のイベントには、我々がレアだ難種だと言っている物ほど認知度が少なく、たとえ安価であっても売れ残ると言う現象が起こります。

売る際にどんな種類なのか聞いてくるお客さんがほとんどです。
その時に低温が良いとか言う話になると一歩引いてしまう。
また南米高温種など休眠が必要な種類も同様です。モエマやアフィオレビアス、ボイットナイですら売れません。
一般の方にはどんな種類なのかも知らないと言うこと。
写真を見せてこんな色なんだよと言う説明が必要でした。なので今回写真をプリントして大正解でした。これがなければ難しいことになったと思います。卵生メダカの認知度は低いと言う実感でした。
注意事項として、ペアでいくらなのか書くこと。雄の袋、雌入りの袋と別々に値段を書くと倍の高い値段と思われてしまう。

そんな中でお客さんの声で聴かれたのが、ラコビーは有りませんか?ニグリピンニス、ブルーグラリスは有りませんか?と言う問いかけ。
やはり有名どころが必要で、古くから知られているメダカ達を見たいと言う傾向なのでしょうか。レア種を求める我々とは違い、雑誌で見たことのある種などが気になる人が大半なのでしょう。
松野さんのアクアライフの記事を見て卵生メダカに興味を持ってくれて見に来てくれた方が居ました。アクアライフの影響は大きくて、今後は広告等も行うと良いのではないかと思います。

今回は運営サイドが別に有り、我々だけのコンベとは違い設営から撤収までと出店者は運営サイドにお任せと言う形です。運営側のDさんは開催前からの準備や撤収最後まで色々と大変だったと思います。頼れると言うことは非常に有難いなと思います。

我々のコンベやオークションでは1支部が開催前から会場の手配から始まり、色々と準備を行い当日撤収までと大変な労力が必要になります。開催支部の方々に掛かるストレスも相当なものになるでしょう。遠方からのスタッフとしての応援体制等々、色々と考える必要が有ると思います。コンベのやり方そのものに対しても負担が少しでも減るようなアイデアが必要と思います。

今回、前日の土曜日に主催者であるグッピーの愛好会が展示会を行い、二日目の日曜日に表彰式を行っていました。
このグッピーの会が会場を半分程度の使用と言うことらしいので折半して借りるのも手かと思います。土曜日にコンベとオークションをして、日曜日に即売会に出すことも出来ます。
新たにブースを借りると言うことは会場の都合で難しいのでJKFと合同で出す形です。どなたか代表でメダカを預かっておいて販売すればと。JKF側も展示会にしても即売会にしても共同でやるのはOKとのことですし一考しても良いのではと思います。
また関東や中部でも色々な即売会が行われています。これに参加するのも良いかと思います。

以上、No.26

Simpsonichthys notatus ”Nova Roma BR2014/05”

Simpsonichthys notatus ”Nova Roma BR2014/05”

ノタトゥス。丸っこいシンプソ。エッジの光方が特徴的。飼育自体は普通種なので難しくはないがあまり出回らず、昔に入手した種とは黒い点が無いくらい。多産。やや偏りに注意。

Simpsonichthys notatus ”Nova Roma BR2014/05”
Simpsonichthys notatus ”Nova Roma BR2014/05”
Simpsonichthys notatus ”Nova Roma BR2014/05”

Chromaphyosemion volcanum “Kompina C03/14”

Chromaphyosemion volcanum “Kompina C03/14”

ボルカヌム、ボルカナム 同じボルカヌムでも多くのロケが有り色彩が異なる。体型は同じようなパターン。ヒレの伸び具合は環境によって変わったりする。飼い込むことで最大7cmにもなる。

Chromaphyosemion volcanum “Kompina C03/14”
Chromaphyosemion volcanum Kompina C03/14
Chromaphyosemion volcanum Kompina C03/14
Chromaphyosemion volcanum Kompina C03/14

Austrolebias vandenbergi “Dos Arboles AAK 40-16”

Austrolebias vandenbergi “Dos Arboles AAK 40-16”

バンデンベルギ。
これまで何年、何回となく導入するも育たずダメになってきたが海外ブリーダーの手によって飼育が楽になってきた。
結局は休眠期間が半年から7か月に近かったと言うオチも有る。
アルゼンチン北部からパラグアイ付近に生息している種は休眠期間が長かったり変則的なので注意が必要。水温的にも25℃で問題無いが低いに越したことはない。ベロッティほど大きくならない。
黒系の中でも最高位に君臨する地味さ。

Austrolebias vandenbergi “Dos Arboles AAK 40-16”

Austrolebias vandenbergi “Dos Arboles AAK 40-16”